こんにちは!
ヤマTです。

柏と四街道で学習塾をしています!
詳しくはHPをご覧ください。
https://yabajuku31.com/

先日お子さんの学習相談、体験に来た
中2の保護者との面談の内容を少しシェアします。

私は、学習相談や体験授業にくる方に
「いま勉強している数学のノートを持ってきてください」
と、お願いしています。

理由は単純で、その子のノートを見れば、
「どういう状態かすぐにわかるから」です。

✓ミスしやすい
✓出来たつもりなのに、試験でなぜか出来ない
✓図形が苦手
など、ノートを見ればほぼ分かります。

しかし、そのお母さんはこう言いました。
「模試の結果を見ないで分かるのですか?」

ある意味、尤もな質問ですね。
世の塾では「模試の結果」ですべてを判断しているみたいですから。

でも、中高生の成績を本気で伸ばそうと思ったら、
模試の結果ではなく、普段の勉強の中身を見る必要があります。

成績ではなく、生徒本人と内面を見るわけです。

模試の結果で生徒を判断している先生は
余程の神レベルのスーパーティーチャーか、
無責任ティーチャーのどちらかでしょう。

因みに…
初めて指導する生徒に、決して簡単ではない難しめの問題を解いてもらい
数分後に、何を考えているか聞くと、

その返事の内容で、
今後その子の数学力が、伸びるか伸びないか分かります。

ここで伸びないと判断した生徒は、そのままだと
やったことがある問題しか解けるようにならないでしょう。
(しかも、覚えていた問題だけ!)

伸びない子(苦手な子)は、問題を解いているときに
何を考えているか自分で分かっていません。

つまり、自分でやっていることを意識できずに、
漠然と問題を眺めているだけなのです。

であるならば、我々指導者がするべきことは何でしょうか?

当然、伸びるための的確なアドバイスを
してあげなければなりません。

それは決して、
解き方を教えてあげることではありません。

具体的には、数学の問題を解くときの
頭の使い方を教えてあげる必要があります。

私の講義では、
はじめノーヒントで問題を解かせます。

少し時間がたった時に
「私(ヤマT)が問題を読んで感じたこと、思ったこと」
を独り言のように伝えます。(決して解き方には触れません)

すると…
殆どの生徒が正解に辿り着くようになります。

これが中高生の数学の解く力を劇的に向上させる指導方法です。
✓問題文が言っている意味
✓条件の解釈の仕方、使い方
✓問題の分析の仕方(問題の読み取り方)

そして、私の拘りなのですが…
「失敗する方法も示す」
これが重要です。

なぜならば、解いているときにうまくいかず、
方針チェンジを余儀なくされることなんて、いくらでもあるからです。

そして、失敗するから成長があるのです。

いま子どもたちが勉強する数学(塾の授業や問題集)は、
素晴らしい模範解答だけが載せられています。

「こうやったら、上手くいかないからね~!」
そういうことを教えてくれる指導者・問題集は極端に少ないようです。

だから、生徒自身が自らたくさん失敗して、
そこから多くを学ぼうとする必要があります。

問題集を解いて、解答を見て復習するだけでは、
数学が単なる暗記科目になり、結局伸びずに苦労してしまうでしょう。

勉強の仕方、意識して変えてみてください!

やり方(取り組み方)ひとつで、お子さんは激変します。

今日も読んでいただき、ありがとうございました(^^)/

ではまた!


ヤマT