こんにちは!
ヤマTです。

今日は高校受験の志望校の決め方についてお話します。
お子さんにとって、高校受験は人生初の試される場であり、
高校生活は、多感な時期を過ごす大切な場であり、将来に影響を与えるとても大切な場です。

そういう意味で、後悔しない、お子さんにピッタリな学校を慎重に決めていきたいですよね?
しかし、どうやって決めたらいいのか…なかなか難しいものです。

そこでここでは、志望校の決め方について考えてみたいと思います。
色々な視点で解説しますので、志望校選びに悩んでいる方は最後までお読みください。


志望校選びはお子さんの気持ちを大切に!

親として、「少しでもいい学校に行ってほしい!」と思うのは、
お子さんを思う気持ちから自然だと思います。

部活の強い学校、学費が安い学校、大学進学実績がいい学校、少しでも偏差値の高い学校…
など、ご家庭の方針や、経済的、学力的にと、様々な理由(事情)で学校が絞られるかも知れません。

もちろん、それらを無視できるわけではありませんが、
実際に高校に通うのはお子さんです。

お子さんが毎日通いたくなる学校でなければなりません。

それを頭に入れて志望校選びをしていただきたいと思います。

それでは具体的な選び方をお伝えします。

志望校の選び方~7つのポイント~

大学付属かどうか

まず第一に考えるべきことは、大学の付属に進学するか、しないかということです。

付属高校に入ってしまえば、本格的な大学受験の必要がなく、かなりラクに大学に進学できます。
早く進学が決まるため、高校生活を存分に楽しむことが出来るでしょう。

しかし一方で、系列の大学にしか進学できないため、大学を選ぶことが出来ません。

更には、現時点で文系進学希望でも、のちに理学系の勉強がしたくなったときに、
系列大学に理系の学部がなかったら大変です。

ですから、付属の高校に進学を希望する場合、ある程度将来(進学希望学部)まで
イメージしておく必要があるでしょう。

学校の雰囲気

学校ごとにその雰囲気はまるで違います。

例えば、
文武両道を目指す、グローバルスクールである、制服がない、校則がほとんどない、
逆に校則が厳しい、大学進学に向けてスパルタである、課外活動が盛んである…
などです。

自主性を重んじた学校に行きたかったのに、厳しい拘束の学校に行ってしまったら、辛いですよね?
進路指導に期待していたのに、生徒任せの学校に行ってしまったら、大変ですよね?

このように、自分が希望することをある程度決め、それに見合った学校を選ばなくてはなりません。

偏差値

高校選ぶのにその偏差値はとても重要な要素になります。
しかし、だからと言って、今の偏差値でも余裕で入れる学校を選ぶのはおススメしません。

今の自分より、多少偏差値が高くても志望校に選んで問題ありません。
むしろ、偏差値が高い方が勉強に集中できるでしょう。

チャレンジ精神を持って、受験勉強することはとても大切なことです。
お子さんの人生においてこれほど貴重な経験はないと言えるくらいでしょう。

中学生の場合、直前に大きく伸びる可能性が高いため、簡単にあきらめてほしくないと思います。

しかし一方で…
逆に逆転合格できるに見合った勉強が出来ない場合は、残念ながら志望校を見直す必要があります。
偏差値が10上の学校を目指しているのに、スマホ、ゲーム、マンガばかりで勉強を全然しないようでは
合格できるハズがありません。

ポイントは
今の偏差値で選ぶ必要はなく、チャレンジすることは大切であるが、
逆転合格できるに値する勉強ができない場合は志望校を見直す必要がある
ということが判断基準になります。

大学の進学実績

将来、大学進学を考えている人にとって欠かせない情報が「高校の大学進学実績」です。

国立大学に行きたい!
そう思っているのに、私立大学ばかりの実績では不安になりますよね?
学校全体が私立志向では、自分のモチベーションにも影響するかもしれません。

頑張って難関大学に行きたいのに、難関大学の実績がほどんどない場合も不安になるはずです。

もしかしたら、高校の授業が基礎的な内容ばかりで、
難関大に向けた授業が行われていないのかも知れません。

そしてまた、指定校推薦の枠も重要なポイントになると思います。
指定校推薦は他の推薦と比べて入りやすいので、行きたい大学が決まっている場合は
とても魅力的な要素になります。

ぜひ調べてみてください。

部活動

高校に行って部活を頑張りたい人は部活についても調べる必要があります。

まず希望する部活があるか?どれくらいのレベルなのか?それくらいのことは最低限必要です。

高校でサッカー部に入りたいたいのに、入学したらなかったでは悲しくなります。
高校で楽しむ目的でサッカー部に入りたいのに、入ってみたらめちゃくちゃ厳しかった…
それもなかなか辛いものがあります。

部活より勉強優先で、不完全燃焼で終わる場合もあるかも知れません。

部活についてもぜひ調べてみてください。

学校の設備

これも大切な要素です。

(いまはないと思いますが)冷房設備がないために、辛い思いをするかもしれませんし、
校舎が汚くて悲しくなるかも知れません。また、体育館に冷房があるかも知れません。

さらに学食が充実している場合もあるでしょうし、売店しかない可能性だってあります。

基本的に私立は設備が整っていて、公立は設備が整っていない傾向があります。

私の教え子に、東葛飾高校に十分合格できる力のあった生徒がいたのですが、
設備を見て、小金高校に進学した生徒がいます。

そういうことも高校の選択方法としてあるわけです。

あなたもぜひ高校を選ぶ際の選択基準に入れてみてください。

通学時間・環境

これは分かりやすいと思います。

まず、通学時間です。遠いと、ハッキリ言って大変です。それだけ早起きしなければなりませんし、
帰りが遅くなります。電車に乗っている時間が長いと疲れるでしょう。
ですから、どれくらいの時間なら耐えられるかよく考えてみてください。

次に駅からの通学手段です。徒歩10分なのか、25分なのか、スクールバスなのか民間のバスなのか。
スクールバスだと帰りが集中したとき乗れないかも知れません。
そういうことも考えてみてください。

あとは、通学路が狭い上に車どおりが激しいなど、安全面も考慮する必要があるでしょう。

実際に行ってみて、利便性含め安全性なども踏まえつつ考えてみてください。



いかがでしたでしょうか?
志望校選びのイメージがわきましたか?

次回は「失敗する志望校選び」についてお話します。

ではまた!


ヤマT